見出し画像

【ジャケ買い必須!?製造裏には2つの蔵元の強い絆がありました。】「タクシードライバー 純米生原酒」販売リンクあり/販売店舗/唎酒師コメントまとめ

スクリーンショット 2021-01-28 11.03.12

今回紹介するのは、ラベルのインパクトが象徴的で吉田類さんの酒場放浪記にも取り上げられたこともある、全国的に大人気の「タクシードライバー 純米生原酒」です!

込められたエピソード

◯タクシードライバーの発祥:ラベルが象徴的なタクシードライバーは、映画業界で有名なデザイナーの高橋ヨシキさんと杜氏の藤村卓也さんが共同開発した日本酒です。高橋ヨシキさんが実際にデザインしたラベルを藤村さんのもとに贈り、「タクシードライバー」が誕生しました。

◯2つの蔵元の絆:そうして造られ、全国的に有名になったタクシードライバーですが、製造の裏には2つの蔵元の強い絆があります。東日本大震災によって、タクシードライバーの喜久盛酒造は半壊し、酒造りすらも難しい状況に追い込まれます。そんな中、近くの白雲酒蔵の杜氏が亡くなり、廃業を与儀なくされてしまいます。

しかし、「廃業になったとしても蔵だけは残したい」という白雲酒造の家族の思いと、「震災で大きな被害を受けた地元を復興したい」という藤村さんの思いが一つになり、白雲酒造の蔵を借りて、酒造りを再開することになります。藤村さんはクラウドファンディングによって、資金を調達し、「白雲酒造さんの思いも一緒に全国に届けたい」という強い思いで、今もタクシードライバーの製造と地元復興に全力を注いでいます。

参考:https://www.jizake.com/c/sake/kikuzakari/kikuzakari2

飲んだ感想

さて、このような熱いエピソードがあるタクシードライバー 純米生原酒について実際に飲んでいきます。

◯香り:やや低く穏やかな原料香を思わせる。複雑さは中程度。鼻の奥にヘーゼルナッツ、栗の渋皮のような苦味を思わせる香り。

◯味わい:強く、酸味と一緒にくるギュッと凝縮された旨味が主体。フレーバーはやや低い。弱い甘味、スパイシーな酸味。明瞭感のある柔らかな苦味。余韻はやや短い。

飲み頃の温度

ジュワッとした酸味を感じつつ愉しむのなら10度〜15度で、酸味を柔らかくしつつ、やんわりとした旨味を生かすなら45度までのぬる燗がおすすめです。

合わせる料理

インパクトのある酸味に対し、油脂系の料理または濃厚な料理を合わせ、口の中をニュートラルにするのがオススメです。。オススメな料理は、豚骨ラーメン、サバの塩焼きTボーステーキです。

味が似ている銘柄

タクシードライバーの個性は「甘みが少なくハッキリとした酸味、そしてコンパクトな旨味を持つ男の酒」という点なので、「三芳菊 等外米 パピヨン 超辛口 無濾過生原酒」「金水晶 吟醸原酒 天のつぶ」が似ています。これらを飲んで、口に含んだ味わいの「膨らみの違い」を体験して欲しいです。

画像1

販売リンク

「タクシードライバー 純米生原酒」は栗の渋皮のような苦味を思わせる香りとギュッと凝縮された旨味スパイシーな酸味が特徴の日本酒です。また、大胆なラベルデザインの裏には、廃業を与儀なくされた蔵元との強い絆が込められています。2021年1月末までなら、「新井酒店」で購入した場合、100円引きと通常よりもお得に購入できます!新井酒店は、対面販売のみになります。

スクリーンショット 2021-01-28 11.03.12

https://a.r10.to/hVGzhU