【寒い時期にぴったり!鍋焼きうどんに合わせる「弥右衛門 純米 しぼりたて 生酒」】唎酒師コメント/販売リンク・店舗まとめ
全国新酒鑑評会にて金賞を受賞し、蔵元として7年連続の受賞の快挙を達成した「大和川酒造店」の「弥右衛門 純米 しぼりたて 生酒」を紹介します!
蔵元のエピソード
「弥右衛門」の醸造元である「大和川酒造店」は、蔵の中で出た米ぬかや酒粕を肥料に再利用して、そこから作ったお米を原料にしている「循環型の酒造り」を徹底しています。古来からの農業技術を用いている一方で、最先端の設備も取り入れています。
そんな「大和川酒造店」から造られる日本酒は、地産した「お米のふっくらした旨味と甘味」をふんだんに活かした味わいになります。
日本酒の瓶詰めが終わった後は、蔵の中でお酒の味わいに合わせて-5℃〜10℃で保管されているので、皆さんの手元に届く際には「最高のコンディション」になります。
参考:http://www.yauemon.co.jp/
飲んだ感想
◯香り:おだやかでお餅のような米酒らしい香り。
◯味わい:旨みたっぷりで新酒らしいガス感。甘味のボリュームはやや狭めで後口は心地良く清流のようなのどごし。
飲み頃の温度
新酒の爽快なフレッシュ感・ガス感を堪能したいなら、冷やして5℃から15℃くらいがキュッと飲めてよいと思います。
旨みがしっかりしているのでお燗も旨い。一旦50℃くらいに上げて42℃くらいの燗冷ましがボリューミィでオススメです。
また、ボディに厚みが増し、そこに新酒らしい渋み苦みの複雑なニュアンスと、辛口らしいのどごしが加わるので複雑味を堪能したい人は常温冷やで。
オススメの料理
魚をお刺身より漬け・やまかけなどお酒の旨味に寄り添うように手を加えた方がより馴染むと思います。ポン酢や酢系の味付けや胡麻ダレやすっきりした味付けよりも、膨らみのある味付けの肴の方がオススメです。
お燗酒では、なべ、なべ焼きうどんと天ぷらやしょうゆ系出汁の効いた料理がしっくりきます。
味が似ている銘柄
同じ福島県の「飛露喜 特別純米無濾過生」と旨みのボリュームが似ているかと。ただトータルで見ると「飛露喜」の方が甘味のボリュームは厚くふくよかで、「弥右衛門」の方がすっきりと飲める感じがしました。
販売リンク
今回は、お餅のような米酒で、旨みたっぷりながらも新酒らしいガス感がある「弥右衛門 純米 しぼりたて 生酒」を紹介しました。日本酒の宝庫である福島県の中でも受賞歴が豊富な、「大和川酒造店」のお酒をぜひ一度味わってみてはいかがでしょうか?