【魚料理と合わせるならこの日本酒できまり!】「日高見 超辛口純米酒」 唎酒師コメント/販売リンク・店舗まとめ
蔵元のエピソード
日高見の製造元である「平孝酒造」は、辛口の日本酒に強いこだわりを持っています。今回紹介する「日高見 超辛口純米酒」も一般的な辛口とは異なり、旨味を残しながらコクや酸味で味がまとめられています。淡麗辛口が人気であるゆえに、多くの人は「辛口といえばスッキリした淡麗」という印象が強いと思います。ですが「日高見」は旨口で濃厚な味わいの中にしっかりした超辛口を調和させている特別な日本酒だといえます。
また平孝酒造の本籍は宮城県石巻市にあり、ここは漁師町として有名です。それもあって蔵元は「魚でやるなら日高見だっちゃ」とアピールするほど、魚料理との最高の相性になります。地元で取れた海の幸と日高見の特別な辛口酒は、唯一無二の組み合わせになります。
参考:https://www.shidukuya.co.jp/SHOP/hitakami002.html
飲んだ感想
◯香り:清涼感のある低い香りと穏やかな旨味を思わせる香りが主体的。ぬる燗や熱燗にすると炊きたての米の湯気の香りで、ふわっとしたやや酸味の立つ香りに変化する。
◯味わい:スルリと飲めるスッキリ系旨口な味わい。弱い甘味とクリーンな酸味、 サッパリとした苦味、はんなりとした旨味。
価格
720 mLで1300円程度とコスパ高い日本酒です。
飲み頃の温度
◯10℃〜15℃までの涼冷えがオススメ。軽いタッチの風合いを楽しめる。酸味による辛さを求めるなら、50度までの熱燗を是非。
合わせる料理
◯料理を選ばない、派手さのない主張が魅力的。辛口のトーンを抑えた味南仙台地方の野菜煮込み麺の「おくずかけ」はオススメ。野菜の優しい甘味と日高見の旨味が程よくマッチする。スープで割る「出汁割り」も美味。
家庭料理では、牛タン塩焼(レモン汁)、サンマの塩焼き、あん肝ポン酢と相性抜群です!
味が似ている銘柄
「春鹿 超辛口純米」は上品な甘味が加味されていて、「鳳凰美田 剣 辛口純米 火入れ」はメリハリの効いたボディがあって似ています。
販売リンク
「日高見 超辛口純米酒」は、旨口で濃厚な味わいや後味に感じる酸味の中にしっかりした超辛口を調和させている特別な日本酒です。魚料理との相性も抜群なので、ぜひ旬な魚と合わせてご堪能ください!